カニの恩返し

数日前まで、かなり寒い日が続いた。でも、昨日今日と暖かくなった。マフラーを首に巻いていたら、暑くなり、ちょっと肌に痒いような感じだ。マフラーはいらない気温だ。

今日は久御山のイオンに行く。たくさんの人がいる。最近野菜が値段が高くなったようだ。トマトは一個が98円ぐらいだったのに、130円ぐらいになった。アボカドも昔は100円前後だったのに、今は180円ぐらいだ。ミカンは1000円で大きな箱に入っていたのに、いまでは小さな箱で1000円もする。

自分が自炊をするときは、よくもやしを食べる。200グラムで20円30円と値段だ。野菜を食べなければならないのだが、安くて栄養価の高いもやしはありがたい。現代は、もやしだけが庶民の味方である。とにかく、一定量の野菜は食べなければならない。

魚売り場でカニが並んでいる。かすかに動いているカニもいる。私が撮影した手前のカニは泡を吹いている。泡を吹くのは、ネットで調べると、次のような理由による。

カニは本来的に水中に住む生物だ。水中に溶けこんだ酸素を取り入れて呼吸をしている。ところが、陸上にあがると水はないのだが、何とか水を取り入れようと口やエラを動かす。しかし、必死で動かしても空気しか取り入れられないので、体の中の水と混ざり合って泡になる、そうだ。

何だか、気の毒になって、画像の一番前のカニを自分が買い取って水槽に入れて将来は海に逃がしてやろかな、と考えたりした。そしたら、そのカニが自分のことを覚えていて、ある日、海で私がおぼれそうになったら、助けてくれる。そんな「カニの恩返し」というような話を想像した。

「でも、ごめんなさい。カニさん。おとなしく人間に食べられてください。それがあなたの運命なのです」と小さく謝って魚売り場をあとにする。

それから、イオンはやたらポイントサービスを提唱する。牛肉を買うとポイントが10倍になるとの掲示がある。イオンでは、何パーセント引きとか、値引き券を渡したり、日によってポイント付与の条件が異なる。そんなことは一切なくして、単純にその分を最初から値引きすればと思うがどうしてか。レジの人も値段をレジに打ち込むのが面倒くさくて困るのではないか。

それから久御山イオンの精算のシステムが変わった。レジは従来通りだが、お金の支払いは自分で機械を作動させて行うようになった。レジの人が何番で精算するように言うので、その番号の機械のところに行く。そこに、金額が表示される。その金額を機械の中に入れると無事精算が済むというシステムだ。

だんだんと各地でこのようなシステムが増えてくる。今にレジで値段を打ち込むのも客の仕事になるだろう。それだけ、人件費を節約しようと企業は必死だということだ。

カニが泡を吹いている。

カニが泡を吹いている。

牛肉を買うとポイントが10倍が加算される。

牛肉を買うとポイントが10倍が加算される。

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