石川県の実家はどうなっているのか。

能登半島の地震だが、親戚の人からの連絡を待っているが、まだ来ない。来ても、家が半壊とか倒壊という悪いニュースばかりだから、正直言ってあまり聞きたくないのだが。2日に携帯を入れて聞いたのだが、その時は今は避難所にいると言っていた。避難所には、電気も水道もガスもないのではと思う。すると携帯電話を充電することなどはムリだろうと思う。こちらから電話をすると邪魔だろうとも思う。避難している人たちは、とにかくそれどころではないと思う。

早く実家を見に行きたい気がする。だが、ムリだろうな。石川県は加賀と能登に分かれている。能登はとにかく細長い半島で、交通網が限られている。のと里山海道という半島の中央を縦断する自動車道がある。昔は縦貫道という名前であった。もう少し人々に親しみやすい名前と言うことで、「のと里山海道」という名前が公募で決まったようだ。この里山街道は、半島の中央の山を縦貫する道であり、山が多くて、運転は楽しいが、災害には弱い。今回の地震でも切断された箇所があるそうだ。

これ以外にも海岸沿いを走る道があるが、土砂崩れなのには、もっともろい。曲がりくねった道が多くて、大量の物資を運送するには相応しくない。へリコプターとか船で輸送との方法も取られているようだ。

東日本大震災の時は、各地から援助物資がよせられたが、半島の先にある輪島や珠洲は半島が狭くなっていて、アクセスが悪い。物資が届かない、復旧に手間取っているという不満の声が上がるのも仕方がない。

私が若い頃は地震はあまりなかった。過疎地の振興ために珠洲市に原発を建設しようという構想があったほどだ。ところが、この15年ほど前から、急に地震が増えた。これは不思議だ。急に増えたのだから、急に減ってほしいという気もする。

このところの地震で、細々と生きながらえてきた奥能登だが、トドメをさされたかもしれない。地震の続く、寂しい寒村からは人々は去って行くしかないだろう。

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