床屋に行ってスッキリした。


昨日は、床屋に行ってきた。かなり髪が伸びてきたので、床屋にゆきたいと常々思っていた。昨日は早めに仕事が終わったので、例によって、馴染みの格安床屋に行った。シニア料金で1320円だ。税引前が1200円で、消費税が加算されて1320円となる。

この床屋はいつも理髪師が変わる。入り口には理髪師募集と掲示があった。人手不足なのだと思う。あるいは労働条件がきついので、人の出入りが激しいのか。今日は二人の理髪師だ。この二人とも初めて見る顔ぶれだ。なんだか、疲れた様子で仕事をしていた。一人は50代ぐらいか、もう一人は60代ぐらいだ。

2年ほど前、ここで60代ぐらいの男性の理髪師がいたことを思い出した。その人は、ため息をつきながら、時々腕時計を見ながら、仕事をしていた。辛いのだろうと思う。朝の9時から、夕方の7時まで営業時間だ。途中、1時間ほどの休憩時間があるとして、9時間ぐらいの立ち仕事だ。ある程度動きまわるのならば、心理的には疲れないかもしれない。しかし、理髪師は客の周辺1~2メートルほどの中で動き回る。どんな仕事も大変なのだなと思う。20代の若者ならば頑丈だが、60代の高齢者にはこの職場は辛いのだろう。

そんな、2年ほど前のことを思い出した。今、私の髪を切っているこの理髪師、機械的に仕事をしていることが、私には分かる。疲れているのだろうな。

そうだな、情熱を持って仕事をするのはどのような場合だろうか?カリスマ美容師が女優さんの髪を仕上げている時などは、真剣に、そして情熱を持って仕事をするだろう。そんな時は、時給で1万円以上の仕事かな?

などと考えているうちに、調髪が終わる。床屋というこの場所には、理髪師と顧客が存在している。これらの登場人物たちは、それぞれが問題を抱えて、生きていく。それぞれに世界がある。そんな、ことを考えたりしていた。

 

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