成人式の振り袖姿に思う


昨日は成人式であった。イオンモールにゆくと、成人式帰りの女性たちが振り袖姿で何人か一緒になってモール内を歩いていた。20歳ぐらいの女性の着物姿はとても様(さま)になる。本当は写真を何枚か撮影してこのブログに載せたいが、無許可での撮影は問題になるので、これは断念しておく。

ところで、これらの着物はレンタルであろうと思う。ネットで調べると、7から8万円以上するようだ。草履とか足袋なども含めての値段だろう。そのほかに美容院で髪を整えてもらうのだろうから、金銭的には大変なことになる。また、聞くところでは、さらに、お気に入りの着物をレンタルしておくときは、1年ぐらい前から予約をしておくそうだ。そうしないと、直前となっては、自分とは似合わない着物を着ざるを得なくなる。

自分の子供は二人とも男の子なので、着物などの心配はしなくてよかった。女の子ならば、着物ののみならず、何か式があれば、金がかかる。例えば、卒業式ならば、袴、謝恩パーティならば、ドレスなどとお金がかかって仕方がなかったろう。

さらに思い出すのは、私が会社員だったころだ。新年の仕事始めには、女子社員はほとんどが着物を着てきた。若干の女性社員はスーツ姿でもあったが、大半は着物姿であった。金銭的には大変なことになるなと思う。

ところで、北国は成人式は夏に行う。冬に行うと大雪で外出ができなくなる恐れがあるからだ。石川県でも夏に成人式が行われたように記憶している。夏になると着物姿になるわけにはいかないので、親御さんたちにとっては金銭的には楽である。

でも、これから日本全体が貧困化していくにつれて、成人式の派手な振り袖などはすたれて、徐々に簡素なスーツ姿になった行くのかもしれない。

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