日記風に昨日を語る。

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一昨日は大雪であった。昨日は、雪も止み朝は天気がよかった。大雪と快晴の差がありすぎて、可笑しくなってしまう。でも、ともに美しい。自然は美しい。ときには厳しくもあれば、ときには優しくもある。朝の光景を写真に撮る。太陽がまぶしい。

朝は晴れている。

歩い始める。途中で小用がしたくなる。コンビニのトイレを借りようと考えた。京都ならばたくさんコンビニがあるのだが、ここは田舎なので2キロほど先にしかないのだ。我慢して歩いて行くと、腰が痛くなってきた。また背中も痛くなってくる。

よく、腎臓病や腎臓癌の初期徴候として、腰痛、背痛が起こると言われているが、なるほどという気がしてきた。腎臓の不調は、腰や背中から感じるのだ。なんとかコンビニまで我慢して、そこに到着した。たくさん車が止まっているので、もしやトイレは先客がいるのか?と心配したが、男性用は空いていてよかった。

排尿後にすっきりした。腰痛と背痛が嘘のように消えた。今朝はどうして急に尿意をもよおしたのか。朝、家内がコーヒーを用意してくれた。それをガブガブ飲んだのが原因だろう。教訓としては、出かける前に、たくさんの水分は取らないことだ。

今日は4年生が卒業論文を提出する日で、受け取りの係りをする。受け取りの時間前から、学生たちが並んでいる。受け取りの時間になったので、さっそく受取り業務を開始する。論文のタイトル、ページ数の確認、主査の名前の確認などだ。全てが確認されると、受け取りの控えを渡して、論文はこちらが預かる。

研究室の鏡の前に立ち、自分の顔を見る。頭のてっぺんが薄くなってきた。近頃は抜け毛が増えてきた。亡父も晩年はかなり禿げてきた。自分は比較的髪の量の多い方であったが、やはりこの歳になると薄くなってくる。完全にハゲるのは、あと何年ぐらいだろうか。

帰宅すると、家内が買い物に行きたいというので、車で近くのスーパーまで送る。何かアルコールを飲みたい。例によって「すごいも」を2カップ購入する。いつもはワンカップなのに、今日は2カップだ。自己規制ができないなと反省はするのだが、でもその日は何か飲みたい。

夕食の時に、家内の姉の話になる。ガンがまだ完治ではないので、放射線治療が必要かもしれない、と医者から言われたということを伝えてくれた。子宮頸がんで、手術をして、9回の化学療法をして、それでも悪化している患部があるとの話だ。家内の姉さんがそれでかなり落ち込んだそうだ。葬式の費用などについて語ったそうだ。

放射線治療は2ヶ月ほどかかるので、その間、家内はまた看病に石川県に戻る必要があるかもしれない。

義姉は、もしかしたら最悪の結果に直面するかもしれない。そんな不吉な話をして、家内と私はやや不安になった。老いや死について語る。

そんな風にして昨日は終わった。昨日は昨日の太陽が昇った。さて、今日は今日の太陽が昇るのであろう。

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