マーボのソファと探偵小説


三連休の最後の日だが、家内と関イオン(マーゴ)に行った。マーゴをよく観察することにした。マーゴは天井が低い。これは昔ジャスコであり、その時代の古い構造を残しているからであろう。対照的に、各務原イオンなどは最近建造されたのであり、天井が高くて、いかにもモダーンな将来のショッピングモールのあり方を示している。

マーボの中を歩く。ビンテージのトランクを見つけた。値段は1万6千円だ。100年ほど前のアメリカ人たちはこんなトランクを担いで移動したのかな、と想像する。

ビンテージのトランク

この写真では古さが現れないのだが、よく見ると所々擦り切れていてちょうどいい具合の歴史を感じさせるトランクだ。こんなトランク一つで私も世界一周をしたいものだ。

スーパーマーケットの中は「マーボ、マーボ」とのリズムの軽快な音楽がかかっている。思わず踊りだしたくなるような曲である。この曲に乗せられてたくさんの買い物をしてしまいそうである。

しばらく歩いたので私は疲れたのでソファに腰掛ける。マーボには、木製のベンチがたくさん置いてあり、柔らかいソファは稀だ。2階には柔ないソファが置いてある。競争率が高くてなかなか空席がでない。でも、そんなソファに腰掛けることが今日はできた。さらに、瞬間的に右隣が誰もいなくなった。マーボのソファはどんなものか示すために、写真を撮った。とくと御覧あれ。

茶色のソファ

この色ならば、結構重厚な感じがしていい。参考までに各務原イオンのソファの写真も提示する。

各務原イオンのソファだ。柔らかい色だが、安っぽい色彩とも感じる。

各務原イオンのソファはピンクだ。でも、明るい色はいいのだが、どうしても汚れが目立つ。月に何回ぐらい表面を拭くのか。そして、何年ぐらいで減価償却して新しいソファに変えるのか。各務原のイオンはソファの数はマーゴよりも多い。でも、安いソファを使っているように感じるのだが。つまり、自分はマーゴのソファの方が好きだ、座りたいということを言いたいのだ。

このソファで私は探偵小説を読んでいた。そしたら、ウトウトと例によって眠くなった。目の前は平和の情景が繰り広げられる。でもぼんやりしながらも、私は探偵小説を読み続ける。今読んでいるところまでで2二人が殺された。残りのページ数も少ないので、もうこれ以上は人は殺されないだろう。警部は犯人を推察をする。私も推察する。どうしてもドンデン返しがあるのだから、最後の数ページを読むまでは誰が犯人かは分からない。

小説の舞台は70年ほど前のパリだ。印象深かったのは皆んな頻繁にビールを飲むことだ。仕事中でも何でもビールやワインを飲むのだ。西洋ではビールは度数が弱すぎてアルコールとは意識されていないようだ。

とにかく、日本ならば、仕事中にビールを飲むと強く叱られるだろうが、この当時のフランスは何事もおおらかだったのだ。

また警部がやたらとパイプでタバコを吸う。現在風のフィルターのついたタバコではなくて、パイプで煙草に火をつけて煙を吸うのだ。この当時は体への悪影響は知られていなかったので、皆んなタバコを吸ったのだ。パイプの方が美味しいのか。

そんなことを考えているうちに眠ってしまった。しばらくしたら、家内が起こしてくれたので、それからスーパーに行って、今晩の食事を買う。私はイカとレンコンの天ぷらを買った。美味しそうなオカズになる。アルコールは今日は我慢して買わなかった。今晩は肝臓を休めるのだ。

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