電卓が壊れたみたいだ。


今日は朝から、必死で税務署に提出する書類を作成していた。正確に言うと所得税支払い猶予願いという書類だ。70歳の老人が書くには情けない書類だ。数字を計算していたら、突然電卓がおかしくなった。液晶画面に数字が現れない。故障したのか。税務署への提出書類を作成しているときに、電卓が故障する。何か縁起でもないと嫌な気になる。この電卓は10年以上も昔から使っているので故障も当然だろう。新しい気持で新しい電卓を買えという天からのメッセージか。

父のことをふと思い出す。私の父は私ぐらいの年齢では、貯金は3千万以上もあり、また70歳の年に叙勲を受けたのだ。母と一緒に皇居まで行って、叙勲を受けたのだ。何という名前の勲章だったのかは覚えていない。下の方の、しょぼい勲章だったのであろう。でも、叙勲を受けたのは紛れもなく大変なことであり、親戚や友人知人などが祝ってくれた。田舎の料亭で祝いの宴会を行い、その費用100万円以上を父が負担したので、大散財だったと父はぼやいていた。でも、それにしても父はそれだけの財力があった。

そんな父と比較して、私は、所得税を納められないから猶予してくれという書類を書いているとは情けない。でも、でも人生巻き返しもあるかもしれない。人生、最後の場面で、どんでん返しがあるかもしれない。私の70歳という年齢、まだまだ可能性があるのだ。何か大金が入ってくるかもしれない。

Shutterbug75 / Pixabay

追記(2020-12-28)
百円ショップで電卓を売っていたので購入した。安いと喜んでいたのだが、やはり実用には耐えなかった。問題は打ちこむと数字が飛んでしまうことだ。例えば、12345と打ち込むと、1245とか1345という風に画面に現れる。数字が抜けて打ち込まれてしまう。

まさしく、「安物買いの銭失い」である。まあ、100円なのであるから、さほど悔しくはないのだが。

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