今日からは夏だ。

今日からは夏だ。6月1日だ。これから暑い日が、おそらく、4か月ほど続くだろう。冬は寒い、寒い、冬は苦手だと思っていたのが、あっという間に夏だ。こうやって一年が過ぎてゆく。そして、年々その早さに加速度がついてゆくように感じるのだ。

今日は3コマも授業がある日だ。この年齢では3コマの授業は苦しい。何しろ話し続けるのだ。1コマが90分だとすると3コマは270分だ。すると、4時間半も話し続けるのだ。声帯が痛くなってくる。なんだか、しわがれ声になってくるのだ。

本来は授業とは教員から学生への伝達というよりも、学生同士の討議に、まとめ役として教員が動くというのが理想なのであろう。大学ともなると、学生も一人前の大人であり、自分の意見をはっきりと述べることができるはずだ。しかし、西洋人のように、小学生の頃から、自分の意見を持ち、それの意見を論理的に説得力がある風に語る訓練をしていれば、日本人の学生もたくさんの論客が生まれただろう。まとめ役ならば、教員もそんなに声を出さなくてもいいのだが。でも、何しろ学生は意見を述べない。もっとも意見を述べるほど社会的な経験がないからとも言えよう。社会人になれば、うるさいほど語るようになるだろう。