朝に桂川周辺を散歩する。

2016-09-18

昨日は岐阜から京都へ移動した。そして朝は京都で目覚めた。曇りがちで雨が降りそうであったが、散歩することにする。温度は24度であり、散歩には適した気候である。

桂川周辺は昔はのどかな田園地帯であったと聞く。いまでも、昔風の農家作りの家屋、そして時には富豪の家らしきものが残っている。その横には、建て売り住宅がある。石川県あたりの建て売り住宅ならば、70坪ぐらいあり、ちょっとした庭が付いている。しかし、京都の建て売り住宅は隣の家とわずか30センチメートルしか間隔がなくて、庭はまったくない。失礼ながら、醜悪な建物が並んでいる。火事でもあったら総ナメではないか、と懸念する。

この周辺は私が住みはじめてから10年のうちにかなりの緑が失われた。そして、緑地は建て売り住宅やコンビニや老人ホームに置き換わった。そのために、カオス的な状況を示している。純和風、西洋風、安普請と様々な家がある。京都は観光の町として有名だが、このあたりは外国人が来たら、その家並みの醜悪さに失望するに違いない。

ふと歩くと、神社があった。三宮神社という名前だ。松尾大社の分社のようだ。小さな公園風になっている。中央に舞台がある。これは何のためにあるのか。能舞台には狭すぎるようだ。

鳥居には三の宮神社とある。

鳥居には三の宮神社とある。

この舞台で何が奉じられるのか。

この舞台で何が奉じられるのか。

ふとコンクリートの壁を見る。ナメクジがいる。ナメクジは何を食べて生きているのか。ネットで調べると植物を食べるようだ。それで農作物を荒らす害虫として嫌われているようだ。それから、目を転じると、収穫の終わった田んぼには鳩と雀が集まっている。何を食べているのか。刈り残した稲穂を食べているのか。

ナメクジがコンクリートを登っていく。

ナメクジがコンクリートを登っていく。

鳩がこぼれた稲穂を探している。

鳩がこぼれた稲穂を探している。

小雨が降ってきた。そろそろ家に帰ることにする。この一週間は比較的に暇な日の予定だ。21日(水曜日)に研究仲間を訪ねて名古屋方面に行く予定だ。それから、来月に浜松で講演をする予定なので、その準備を始めることぐらいか。

自分自身だが、あと何年ぐらい働けるか。宮仕えはやはりストレスがたまる。しかし、全くの自由業も大変だろう。自由業となって、顧客が増えた減ったと言って、毎日心配するのも大変だ。それに反して、宮仕えは少なくとも毎月ある程度の給与は与えられる。

野犬と鎖につながれた飼い犬の生活の比較、どちらがいいのか。簡単には、判断は下せない。

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