大龍寺(岐阜だるま観音)を訪問する。

先日、学生から大龍寺は紅葉がとても綺麗だと教えてもらったので、それではと、今日の祝日を利用して、訪問した。自宅から歩いて行く。だいたい小一時間ほどの距離か。いい運動にもなった。

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ここを右に曲がると大龍寺だ。

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この階段を上る。

岐北病院の近く、国道を少し入ったところに大きな空間(駐車場)があり、その奥に大龍寺がある。階段を上っていくと柱が朱色に塗られたお堂が見えてきた。祝日だが人の出はそんなに多くはない。本堂でお祈りをしている人がいる。私も続いてお祈りをする。小銭を賽銭箱に入れて、家族の無事を祈る。とりわけ、ボリビアに行っている長男が無事に帰国できますようにと祈る。お線香の匂いがしたが、それもなかなかよい。

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その横に達磨大師座像があった。荘厳な顔であり、しかめっ面に思えたので何枚か写真を撮る。ここは「だるま観音」でも有名な寺であり、たくさんのだるまの像が並べられ売られていた。

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受付の後の建物に、庭園と稲葉一鉄の遺品が展示されているとのこと、さっそく中に入る(入場料は300円)。まず、『船田乱記』が展示してあった。これは土岐氏八代成頼が長氏政房を廃して末子元頼をたてようとして家臣が二分して家督を争った戦乱を、大龍寺の淳岩禅師が記録したものであるそうだ。ガラスの向こう側に展示してあり、墨で細かい字で何やらが記してあった。漢文で記されていて、レ点や返り点が打ってあり、いかにも読みにくそうである。

岐阜大学の図書館にその本の内容が公開されている。関心がある人はご覧になるといいと思う。こんな本をゆっくりと1年ぐらいかけて読み解くにも楽しい作業だと思うが、今の自分には無理だな。完全に仕事から離れたらそんなニッチなことをして楽しみたい。

さて、庭園の中だが、残念ながら紅葉は盛りを過ぎたようだ。学生達が訪れたときは紅葉が見事だったと行っていたが、この日(11月23に日)では、色もあせていた。残念だ。

小野小町の詠んだとされる歌、「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」をふと思い出した。何でも時期がある。その時期を逸してはいけない。そんな教訓だ、と自分は解釈したい。

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