高速道路の工事が始まっている。

今日は歩いて職場にいく。歩くときは、いつもはスマホでBBCの英語ニュースを聴きながら行くのだが、今日はイヤフォンを忘れてしまった。それで、たまには何も聴かないで歩くのもいいかなと思って、周りを見渡しながら歩いて行った。

最近、通勤の途中で高速道路の工事が始まっている。高速道路予定地の下を歩くのだ。東海環状自動車道である。この近くにインターチェンジも作られるようだ。とにかく、山の中でも堂々と削って道路を作っている。大工事であることは分かる。

高速道路の工事

さて、高速道路の至る所で工事が行われている。雇用は何人ぐらいか。かなりの高齢者もいれば、女性も働いているようだ。地元民を雇用して、地方の活性化に貢献していることは間違いない。

公共事業はその地方の雇用の安定化に貢献する。だから、途中でストップというわけには行かないのだ。いったん高速道路ができあがるとそれで完全にお仕舞いにはならない。それに従事していたたくさんの人の首を切るわけにはいかない。それらの人々の雇用を確保するために、新たに他に高速道路を作ることになるのだ。ついには、日本中が高速道路で覆われてしまうことになるかもしれない。

でも、その心配は杞憂かもしれない。インフラには維持されることも必要なのだ。日本中でトンネル、橋、道路の補修が定期的に必要なのだ。これだけ、たくさんできると、全部をカバーする維持工事なんて不可能になってくる。

人口減少の時代、公共工事も取捨選択の時代になってきている。不要と思われるトンネルや橋や道路は維持は諦める。老朽化するに任せる。あるいは、取り除いて自然に戻す。

などなど、歩きながら考えた。英語ニュースを聴きながら歩くと聴き取ることに集中して、周りの景色が見えなくなるのだが、今日は周囲がよく見えた。それで、良く考えることができた。

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