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おとといは、大津に行った。そして、昨日も大津にて仕事をした。仕事の話はさておいて、ここでは、大津の町の印象を語る。
大津の町は自分が京都に住んでいた時は草津のイオンに行くためによく通過した。車で通り抜けただけであったが、琵琶湖の湖畔はよく整理整頓されていて散歩に最適という印象を持っていた。
おとといは、駅近くのホテル・アルファワン大津というビジネスホテルに泊まった。6,000円ぐらいで格安でありが、いろいろな面で省力化が進んでいる。特に省力化を感じたのは、駐車場であった。エレベーターを使う機械式の駐車場であるが、機械操作を担当するスタッフは誰もおらず、泊まり客が自分で操作を行わなければならない。解説が側面に書いてあるが、それを見ながら、慣れない操作を行う。なんとか無事に駐車を終えた。シニアには宿泊が難しいホテルになりつつある。
さて、3時ごろに到着したので、徒歩で大津市内を散策する。大津の町は丘の斜面に位置するのであり、横の移動は楽だが、縦の移動は高低差があるので辛い。自分は主に横に移動していった。
この用水路は昔は水を汲み上げたりする貴重な水源だったろう。何となく涼しげな雰囲気を醸し出す。
しばらく歩くと旧道に出る。ここが昔の東海道なのか?古い建物が続いて、飲み屋も多い様だ。こんな所で、熱燗で飲んでみたい。
飲み屋がある。安そうだ。1串が90円とある。この日は飲みたかったが、次の日に仕事があるので、夕食として、コンビニでおにぎりを買ってホテルの部屋で食べた。
少し湖の方に下ると「露国皇太子遭難の地」という石碑があった。昔、ロシアのニコライ2世が皇太子だった時に日本を訪問して、警備の巡査だった津田三蔵からサーベルで切りつけられた事件だ。これは大津事件という有名な事件が起こった場所であった。Wikipeidaからの引用による。
大津事件(おおつじけん)は、1891年(明治24年)5月11日に日本を訪問中のロシア帝国皇太子・ニコライ(後の皇帝ニコライ2世)が、滋賀県滋賀郡大津町(現大津市)で警備にあたっていた警察官・津田三蔵に突然斬りつけられ負傷した暗殺未遂事件である。
政府側は津田三蔵を死刑にしようとするが、大審院院長(現在の最高裁判所長官)の児島惟謙が人を殺していないので死刑に当たらないと無期懲役という判決を下した点でも、司法の独立として有名な事件となった。
今から、130年ほど前の事件だ。異国の皇太子はこの地を見てどの様に感じたのか。古びた通りの一角にあるこの石碑、歴史を語っているのだ。なお、この皇太子は後年ニコライ2世として皇帝になるが、ロシア革命で皇帝の座を追われ、レーニンによって処刑される。20世紀は世界史に残る事件がめじろ推しだったのだ。
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