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今日は卒業式であった。本来は、大学全体で行う卒業式であったが、コロナウイルスが蔓延しているので、各学科、各専攻に分かれての、こじんまりとした卒業式になった。卒業式では学生たちは袴を予約して保護者も一緒に、と意気込んでいたのに、非常に残念ではあるが、このような簡素な卒業式になった。
さて、私の所属する専攻では、2時から卒業生が卒業式となった。10名ほどで、ほとんどがスーツであったが、一人はドレスで、一人はガウンとトーガという正式の格好であった。式は、専攻の主任が教室の前で学位記を読み上げて、さらに資格証を渡したのである。通常の卒業式では、学長、理事長、来賓のかたの挨拶があり、長々しい式典となる。それらのあいさつは印刷して封筒に入れて渡したのである。挨拶が肉声で聞くことができないとの意味では、簡素な卒業式であった。でも、長い人生において、自分が卒業の年には、このような出来事がおこったというのも、一つの思い出になるのではないか。
私のゼミ生は今年は一人であった。セミ生は常勤講師として4月から、岐阜市内で働き始める。コロナの年であり、年度当初はいろいろと忙しいことも続くと思うが、どうか頑張っていってほしい。
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