株のこと


この前、神戸のI君からのコメントに株が値下がりして残念であるとの話があった。今は、コロナウイルスの蔓延で世界的に株が値下がり気味である。I君はたくさんの株を持っているので、その値動きに一喜一憂しているようだ。

アメリカ人の知人から聞いたことがあるが、アメリカでは年金よりも、人々はむしろ株式投資で老後に備えるそうだ。日本では国民年金とか、厚生年金、企業年金があり、それに頼る人が多い。しかし、アメリカには国民全員が入る強制的な年金制度はない。アメリカ人は自己責任というのか、自分で色々考えて投資してそれで老後を過ごすようだ。

であるから、アメリカ人は、株値とか、決算時にはどれくらい配当するかという点に非常に関心が向く。日本の会社経営者は長期的な展望に立って設備投資をしていく。そのために設備投資にお金をかけるために、政策的に無配にすることもあると聞く。しかし、アメリカの経営者は、短期的な視点、とにかく自分の在任中は株価を上げて、配当をたっぷりとすることに関心が向く。自社の株価が下がり、無配にでもなると、株主総会で糾弾されてたちまちお払い箱になってしまう。アメリカ社会における株価はそれほど重要なものであるということだろう。

私自身は若い頃、比較的に金銭的に余裕があった頃、2社ほど化学関連の株を持っていた。それぞれ1000株ほどだ。年に2回ほど、配当があり楽しみだった。それぞれ5000円ほどが振り込まれ、ちょっとした買い物をしたりした。数年後にまとまった金が必要になった時があり、売ってしまった。

あの頃、もう少し賢ければ1000株単位で、20社ほどを保持していれば、良かったなと思う。そうすれば、配当金で年に20万円ぐらいになったかもしれない。あるいは、株価をこまめにチェックして売買を繰り返せば、もっと稼げたかもしれない。しかし、自分は株に関しての才能はないと思う。やるとしても配当狙いだ。

などと、昔を振り返ったりするが、今の自分はとにかく借金とローンの返済が最優先だ。親戚からの借りた借金を2年ほどで分割払いだ。自動車のローンはまだ4年ほど残っている。あと、4年ほど働いたら自分は晴れて借金なしの身分になるのだ。4年先か、自分はもうクビになっているかな、そもそも、生きているかな。

3844328 / Pixabay

2 Comments

神戸のI

株は信用取引ではなく、現物しかしていないので大丈夫です。売ってないので、評価損なだけで、当分は塩漬け状態だと思います。持ち株の優待や配当の見直しがありそうですが、まあしゃあないですね(笑)月曜日は、爆上げしそうなので、どの株を追加で買おうか物色中で、あとは買い付けのタイミングですかねぇ?

返信する
nomad

I君へ 単に評価損ということ、すると実害はないですね。ただ、気分的には株価が上がると自分の財産が増大した事になるので、嬉しいと思います。I君は毎日、日経新聞を読んで次の戦略を考えていることと推察します。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください