この3連休は無料漫画を読んでいた。


この3連休は、本当は実家に行きたかったが、コロナもあるし、おとなしく岐阜にいた。時間つぶしだが、ネットで無料漫画を読んでいた。

無料でもかなりたくさんの漫画が読める。一巻で終わる漫画は少なくて、ストーリーがたくさんあって、連続している。最初の部分は無料だが、ある程度、読み進むと、そこからは課金されるというシステムである。

自分が読んで面白いと思ったのは、『静かなるドン』という漫画である。かなり長大な漫画であり、自分が読めたのは前半の無料の部分までだ。金欠病の私は無料の部分までしか読めない。

漫画家は最初から構想を立てるのではなくて、連載を続けるうちに、毎回エピソードを書き加えてゆくという形式だ。であるから、似たような話の繰り返しだが、それでも飽きないのはやはり作者の筆力、漫画力であろうか。

漫画で知るヤクザの社会。怖い世界だ。自分のような弱虫は一番の下っ端で、使い走りのような仕事しかできないだろう。でも、この漫画を読んでいくと主人公と一体化してゆき、権力を握ったような空想を楽しめる。ちょっと麻薬みたいな魅力がある。つまり、現実では成れない自分に成れるのだ。

自分は『静かなるドン』と聞くと、ロシア文学、シューロホフの『静かなドン』を思い出してしまう。私が若いころに流行った長編小説だ。そのために、ドンと聞くと、ドン=親分ではなくて、ドン川が想起される。自分の年代の人間は多分そうであろう。

あと、『からかい上手の高木さん』という漫画も面白かった。中学生の男の子と女の子の互いに異性を意識し始めるころの微妙な駆け引きなどが面白かった。『静かなるドン』では、毎回、殺傷が生じて、物騒な話ばかりが続くが、『~高木さん』では、ほほえましいエピソードが続いて癒される。自分も半世紀ほど昔に戻れて楽しかった。

西片君と高木さん

このほかにもたくさん読んでみたが、無料なので、面白そうな部分からは有料になってしまう。そこが残念だ。続きを読んでみたいが、わざわざ金を払うまでのことはないかなとも思ってしまう。今度漫画喫茶に行って、たくさん漫画を読んでみたいとも思っている。そうすれば、少ないお金で元が取れるだろう。

いままで、漫画なんて子供向けだと思ってあまり読んでこなかった。でも、大人が読んでも、老人が読んでも面白い漫画が結構あると知った。

あと、昔だが、ウイルスで世界がパンデミックになる漫画を読んだことがあった。結構面白かった。なんというタイトルだったのか、検索で調べている。まだ、見つからない。その漫画を読んでみたい。怖い漫画であり、今のコロナウイルスの話と重なる部分があるので、再度読んでみたい。

でも、現実のコロナウイルスの大流行、早く終わってほしい。

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